2005年1月27日
宜野湾市教育委員会
教育長 普天間朝光 殿
沖縄県教職員組合
執行委員長 兼城 功
沖縄県高等学校障害児学校教職員組合
執行委員長 松田 寛
宜野湾市青少年健全育成協議会創立30周年記念行事における
「高橋史郎氏」講演会の中止を求める要望書
日頃から、本市の青少年の健全育成に尽力している貴職に対し、敬意を表します。
さて、見出しの通り、創立30周年記念行事として、「高橋史郎氏」の講演会を企画している旨の情報が入り、驚きと怒りを禁じ得ません。
高橋史郎氏は、扶桑社版「歴史・公民教科書」を編集した「「新しい歴史教科書をつくる会」(以下、「つくる会」と略)の呼びかけ人であり、結成当初からの理事、副会長として「つくる会」運動を実質的にコーディネートしてきた人物です。「つくる会」歴史教科書は、日本の侵略戦争を正当化する論調で貫かれていますし、「つくる会」公民教科書は、国のため命を投げ出す人材育成をめざす内容となっています。
また、高橋氏は、日本政府も認めている日本軍「慰安婦」被害者を攻撃し、歴史教科書からの「慰安婦」記述削除を執拗に要求してきたこと、「母性」に名を借りて子どもの権利条約や女子差別撤廃条約を否定する立場で論陣を張ってきたことなど、基本的人権の尊重や平和主義を掲げる憲法・教育基本法を守る立場から問題があり、講師としての適格性が疑われる人物だと言わざるを得ません。
沖縄は、「戦後」60年を経てなお、いやしがたい沖縄戦の記憶を刻んでおります。なかんずく、ここ宜野湾市は、昨年8月13日の米軍ヘリ墜落事故以降、「平和の発信地」をめざす姿勢を明確にしています。この地にあって、先にあげたような、歴史を歪曲する教科書の普及に励む人物を講師に迎えることは、私たちの歴史的体験継承に泥を塗るようなものであると、深く憂慮するものです。
つきましては、下記の通り、強く要望したします。
1、2月5日に予定されている、宜野湾市青少年健全育成協議会創立30周年記念行事における「高橋史郎氏」講演会の講師を中止すること。または、会の趣旨にふさわしい講師で改めて対応すること。
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なお、同趣旨の要請は、普天間基地爆音訴訟団(団長 島田善次)も行った。