PCB汚泥の入ったドラム缶1050本分が保管されている恩納分屯基地
「那覇基地恩納村高射教育訓練場」(26.9 ha)は、中北部で唯一の航空自衛隊施設で、「パトリオット・ミサイル発射施設」が存在します。恩納村側ある「運用地区」のほか、石川岳頂上付近に「通信地区」があり、金武町にもかかっています。
58号線から高台に少し入ると門柱に「航空自衛隊恩納分屯基地」と書いてあります。この運用地区には、1995年、米軍「恩納通信所」が返還されたとき跡地からPCBなどの有害物質が検出され、あわせて米軍施設を継続使用する恩納分屯基地内でもPCBが見つかり、その汚泥の入ったドラム缶1050本分が保管されている場所でもあります。そこで「環境ネットワーク」の会員でもある川満昭広事務局長が門前で、PCB問題にかかわって施設内の見学を申し入れましたが断られてしまいました。
汚泥を村外に撤去せよと村、議会、漁協など一致して要求してきたところ、昨年9月、恩納村の村長は突然、PCB汚泥処理施設を恩納分屯基地に建設することを受け入れると表明し、村内から厳しい批判を受けました。最近では北谷の米軍基地の返還地でPCB汚濁問題が大きく取り上げられましたが、もともと米軍が原因をつくっているにもかかわらず、地位協定第4条の“施設返還後の原状回復義務の免除”で米軍に何らの責任をとらせないという不当な壁が大きな問題をつくりだしているといえます
自衛隊問題は今後、ますます重要に
このほか、石川岳の「通信地区」、そして沖縄市にある陸上自衛隊「那覇駐屯地白川高射教育訓練場」の「白川分屯地」(管理地域)の施設を外から見学しました。
いま米軍再編成問題は日本にとって、沖縄にとって重大問題です。米軍基地は一日も早くなくなって欲しいと思う半面、そうしたらその分、自衛隊が肩代わりしてくるのではないか、という危惧もあります。いま沖縄にとって、自衛隊の比重がそれほど大きくないとこともあり、私などは軽視しがちなのですが、米軍と自衛隊の共同強化とか、米軍基地「縮小」と見せかけて自衛隊に機能を肩代わりをさせるなどの動きが強まっていますから、自衛隊の問題についても関心を強くしておくことは大事だと改めて考えています。
誰でもが参加できるこのような企画は大切です。あることを知らない会員もいると思います。沖縄平和ネットワークのホームページも含めた活用で広げていかれればよいと思います。